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7. アウシュヴィッツ強制収容所1 [2011 ポーランド・スロバキア・ハンガリー]

2011年4月28日(木)~5月6日(金)
ポーランド・スロバキア・ハンガリー旅行記

4月30日(土)
ワルシャワからクラクフへ移動するため、朝3:00起床。
3:50にホテルをチェックアウトし、歩いてワルシャワ中央駅へ。

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ワルシャワ中央駅4:30発→クラクフ本駅7:45着、
EIC(エクスプレス・インターシティ)13417
全席指定制、2等のチケットで、115.5ズロチ(≒4,102円)。

当初プラットフォーム4と表示されていたのに、出発時刻直前になって
プラットフォーム3に変更となり、けっこう焦ったー。
英語すらロクに理解できない私だけど、周りにいた方々が慌てて身支度し、
小走りで移動し始めたのを見て、何とか状況を把握できた・・・(^^;

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3時間以上乗るので、どんな車両かなと少し心配だったけれど、
なかなかキレイにしてあり、私の席は6人掛けコンパートメントの窓側。
ここを、西洋人の大学生の男の子と2人占めでした。
彼もクラクフまで行くようで、
「到着したときに眠ってたら起こして。」と頼まれてしまう私。
えっと、私も寝るので、起こせるか責任は持てませんけど・・・(^^;

列車は定刻どおり7:45にクラクフ本駅に到着。
この日から2泊するホテルに行き、荷物を預け、バスターミナルへ。
クラクフ本駅8:25発のバスで、アウシュヴィッツへ行きました。
アウシュヴィッツというのはドイツ語で、
ポーランドでは「オシフィエンチム」と言われているようです。

クラクフからアウシュヴィッツまでは、バスで1時間40分くらい。
片道11ズロチ(≒390円)でした。

アウシュヴィッツ博物館は、通常は入場無料。
ガイドブックに「ただし混雑防止のため、5~10月の10時~15時
まではガイドなしでは入れないことがあります」と書いてあったので、
翌日の5月1日ではなく、この日、4月30日に行くことに決めたのに、
10:30ころ入場しようとしたら、ガイドツアーでないとダメと言われ。
ガイドツアーだと、有料なんですよね・・・。
しかも、けっこうお高い40ズロチ(≒1,420円)。
で、とりあえず、英語ツアーのチケットを購入しました。
しかし、この歴史的に重要な施設を後世に残すための資金だと思えば、
入場が有料であることは当然ですね!!

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収容所の入り口だったゲート。

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ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)と書いてあります。
収容されていた人々によって作られたというこのゲート。
「B」の字が上下逆さまに取り付けられているのは、
せめてもの抵抗の証だったと言われているようです。

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収容された方々は、どんな思いでこのゲートをくぐられたのでしょう。

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英語ガイドツアーで入場したので、当然こうやってガイドさんが付いて
いるのだけど、自分のペースでゆっくりじっくり見学したかった私、
わざと遅れを取って、ツアーの集団からはぐれてみました・・・(^^;
その後、ひとりで見学したけれど、特に注意されたりはなかったです。

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ガス室での大量殺人に使われたという劇薬チクロンBの空き缶。

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パッケージを見ているだけで恐ろしい。

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身体が不自由な方の遺体から外されたという義足など。

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収容された方々が身の回りのものを入れてきたと思われるトランク。
書かれてある名前や住所を見ていると、とても切ない・・・。

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博物館内は、見ているのがあまりにも苦しくなるようなものばかりなので、
時々外の景色を眺めて落ち着きたくなるのだけど、博物館は収容所として
使われていた建物を利用しているので、窓の外の景色もこんな感じ。
見えるのは、高圧電流が流されていたという有刺鉄線と監視塔。

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正面・左横・右横と3枚の写真を撮られたという収容者の方々。
皆んなとっても不安そうな表情をしていて、胸がしめつけられます。

つづく

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